分散購買

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分散購買とは、各拠点や事業所で必要なモノやサービスを購買する方式です。各拠点・事業所がそれぞれの利便性を追求し、それぞれのローカルのサプライヤーから個別に購入しているケースが多いです。

分散購買のメリット

分散購買のメリットはその柔軟性です。急な納期への対応も、分散購買であれば柔軟に対応できます。口頭発注や事後請求が中々なくならないのは、スピーディーかつ簡単に発注できるからでしょう。
各拠点・事業所が自由に発注できれば、それぞれの個別要件やニーズを満たすこともできます。また、ローカルのサプライヤーに発注することが多いので、納入スピードや輸送コストの面で有利なだけでなく、サプライヤーとの関係も築きやすくなります。

分散購買のデメリット

分散購買のデメリットとしては、やはり購入価格が割高になることです。事業所の垣根を越えて集約や標準化を行い集中購買を推進すれば、スケールメリットによりコストダウンが図れるものの、部門・拠点ごとにバラバラに購買していると、「購入品の標準化」がなされず、なかなかコスト削減を図ることは難しくなります。また、社内統制を効かせにくいため、不正発注や架空発注など不正取引が起こる可能性が高くなります。

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